研究課題/領域番号 |
08610234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
倉賀野 志郎 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 教授 (40113667)
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研究分担者 |
玉井 康之 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 助教授 (60227262)
笠間 浩幸 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 助教授 (10194713)
奥山 洌 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 助教授 (90002708)
明神 勲 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 教授 (10113680)
高嶋 幸男 北海道教育大学, 教育学部・釧路校, 教授 (70150654)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 体験学習 / 教師教育 / 創造力 / 社会体験 / 生活体験 / 自然体験 / 総合学習 |
研究概要 |
近年、児童生徒の社会体験・生活体験・自然体験の付則が指摘されており、それらを補うために、体験学習の導入が学校教育上の重要な課題となっている。 体験学習を指導する教師は、その重要性を自覚してカリキュラムの再構成を行うことが重要となる。しかし、実際の教師には、とりわけ高度経済成長以降に少年時代を過ごした若い教師には、自分自身が体験によって感動したという経験がないために、体験学習を導入することの重要性が実感できないでいる。 このような中で、教師自身にとっても改めて、体験することの重要性を実感できる機会を提供していくことは、教師教育にとって大きな課題となる。 本プロジェクト研究では、教師の卵である教育大学生に対して、様々な体験を実施した。その効果は、第一に、教育カリキュラムを自分で創造できるという実感が形成されたこと、第二に、現実の事象や問題は、教科書で書かれている記述よりもはるかに複雑で総合的な問題が存在していることが理解できたこと、第三に、頭で分かっているということと、実際に行ってみることとは、かなりの開きがあり、実際に行うことは試行錯誤を含む応用力が要請されるということが理解できたこと、第四に、体験学習は問題の立て方によっては、総合学習の一環に位置づくことが理解できたということである。結果として、これらの体験は、特別活動及び授業での、地域にあった創造的なカリキュラム実践の礎石となっていることが明らかとなった。
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