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重度障害児の非音声的・視覚的コミュニケーション方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610236
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関弘前大学

研究代表者

齋藤 繁  弘前大学, 教育学部, 教授 (70003283)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード重度障害児 / ノン・バ-バル・コミュニケーション / 絵記号
研究概要

目的:音声によらない非言語的媒介手段によるノン・バ-バル・コミュニケーションの方法の1つとして絵記号による方法が考えられる。そこで、これまでの実験室的条件から移行して、学校生活場面、保育場面などの臨床条件において絵記号の適用可能性について検討することにした。
方法:対象は無言語か殆ど有意味語を話せない幼児、児童・生徒である。4歳のダウン症児と15歳の自閉症児が主な対称児であった。コミュニケーションの媒体となる代替言語材料として絵カードとペン・ライテング方式シャープWD-SR5Lワープロによるデスプレィ上の絵記号を用いた。なお、後者は記入方式なので即興的に書き込みができ、また、3.5インチ・フィロッピ-による刺激絵の提示も可能であった。
結果と考察:ダウン症幼児は絵カードの見本合わせ法による2者択一的選択において殆どエラーが無く、2試行以内で課題達成し、即時的絵記号学習が可能であった。2語以上の絵記号文の理解となる再生配列は訓練の継続によって可能になると思われる。年長自閉症児の事例では、事前の予備的取り扱いが重要である。順次定められたステップをふませながら、十分時間をかけて訓練することにより、絵記号のマルチ選択、絵記号短文の配列・構文の習得、それによる断片的な自発的意思伝達が可能になった。
総じて、絵記号によるコミュニケーションの方法は判断・推理や記憶障害が著しい事例において効果的であると予想される。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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