研究課題/領域番号 |
08610345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
小山田 和夫 立正大学, 文学部, 教授 (90147934)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 役君小角 / 役行者 / 役君小角伝承 / 『扶桑略記』 / 修験道の開祖 / 『日本名僧伝』 |
研究概要 |
平成8年度に行って来た基礎的な調査研究成果を踏まえ、平成9年度は、役君小角の原像を構築するため、明治時代以来の先学諸賢の研究成果を分析し、従来から知られている諸史料を再検討するということを行った。 前年度に調査した役小角関係史料についても、再度確認のための調査を実施し、その伝承の中に含まれている史実を見出すため、武田祐吉博士らの著作集を購入し、その研究成果の検討も併せて行った。 前年度からの懸案事項でもあった『扶桑略記』に関する調査研究は、十分に行うには至らなかったが、この確認調査の中で、新たに見出した『日本名僧伝』逸文については、それを、『日本宗教文化史研究』第1巻第1号(創刊号、1997年5月)及び『國書逸文研究』第30号(1997年10月)の誌面に、それぞれ報告し、大方の批判を賜ることとした。 本研究による成果のうち、役君小角の関係史料に関しては、『研究成果報告書』の中に、詳細に整理してあり、また新たに明らかにした点も同様である。 簡潔に整理すれば、従来から知られていた『続日本記』『日本霊異紀』『三宝絵』以外に、『扶桑略記』に引かれた2つの伝承があり、それらの中には、貞観15年以前に成立をみたものもあり、上記の3つの概知の史料の中に位置づけることができ、これまでの役行者小角伝承関係史料を大きく広げ、またその位置づけを明確にすることができた。さらにこの新たに確認した2つの史料によって、実在する人物役小角像についても、幾分かではあるが、明らかにすることもできたのではないかと自負している。
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