研究課題/領域番号 |
08610356
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 山形県立米沢女子短期大学 |
研究代表者 |
木本 好信 山形県立米沢女子短期大学, 日本史学科, 教授 (00175308)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 恵美押勝 / 藤原武家 / 藤原種継 / 橘奈良麻呂 / 秦氏 / 早良親王 / 藤原蔵下麻呂 / 奈良時代末期政治史 / 藤原式家 / 藤原田麻呂 / 石上宅嗣 / 多賀城 / 橘奈良麻呂の変 / 南山背国 / 藤原家依 |
研究概要 |
奈良時代中期、藤原式家は始祖宇合の薨去についで、長男の広嗣の諜反、そして誅殺によって政治的に低迷する時期を迎える。ところが、中期から、末期にかけて、恵美押勝の乱を契機として、藤原良継、白川を中心とする田麻呂・蔵下麻呂四兄弟の協力のもとに政治力を回復していく。その大きな手段が、光仁天皇の擁立と次代の桓武天皇の擁立であった。この両天皇の擁立によって、藤原式家は、天皇の信任のもとに大きく発展し、「藤原式家主導体制」ともいうべき時代を現出させていくが、この四兄弟の相次ぐ薨去によって、やがて衰退へと迎っていく。 その衰退の中にかろうじて武家の政治力保持を支えたのは四兄弟の甥であった種継である。しかし、この種継の暗殺によって武家は奈良朝政治史の中に埋没していく。武家の衰退の現状に対して、桓武天皇は擁立してもらったという武家への遠慮という呪縛から解放され、天皇権力の擁立を目指して、平安朝という新しい時代の現出を迎えることになる。
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