研究課題/領域番号 |
08610371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
田中 俊明 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (50183067)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 高句麗 / 百済 / 新羅 / 都城制 / 小京 / 王都 / 平壌遷都 / 安鶴宮址 / 坊里制 / 泗〓 / 五部五巷 |
研究概要 |
朝鮮三国それぞれの王都の構造と機能に関する個別研究をすすめ、それを総合的に考察した。まず高句麗については、後代(中期・後期の前半)において知られている、平地の王城と、その背後の山城とのセット関係が、前期にまでさかのぼって存在したことを確認した。後期の問題については、そうしたセットのうちの王城の位置に関して考察し、あわせて遷都(平壌への)の背景について検討した。両者がセットをなす、そうした構造は、高句麗の伝統的な都城のありかたといえるものであるが、後期になって、中国的都城制と融合するかたちに変化していった。次に百済であるが、百済については、前期の王城の位置について考察し、また後期の王都をめぐる諸問題について、再考した。百済においても、高句麗の場合と同様に、後期になって、中国的都城制と融合する都城のありかたに変化していった。ついで新羅であるが、新羅については、全時代をとおして一度も遷都しなかったことが、王京の特質であり、そうした王京の特質について追究した。また地方におかれた五つの小京についても検討した。五つの小京は王京の再現といえるものであった。新羅王は、地方において、王京のミニチュア版を再現したものであった。最後に、それらの個別研究を総合的に考察した。三国はそれぞれが独自の都城制を発展させた。その変遷は、三国それぞれの歴史の変化と密接に関わるものであった。そして中国的な都城制を導入しながらも、独自なありかたを残したところに特徴があった。
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