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江戸末・明治初期における韻学への言語学の関与解明に向けての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610423
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国語学
研究機関筑波大学

研究代表者

湯沢 質幸  筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (90007162)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード江戸末・明治初期韻学 / 行智 / 上田万作 / 新村出 / 江戸末・明治初期 / 韻学 / 言語学 / 上田万年 / 欧米言語学 / 欧米語 / 東洋語
研究概要

各地の図書館や文庫等を訪れ、江戸末・明治初期韻学に拘わる音韻研究所を探し、その調査と資料収集等を行った.その結果、江戸末・明治初期韻学に対する欧米言語学、あるいは東洋語の日本韻学への影響については、行智御呼び上田万年を抜きにして語ることができないこと、またを知った。
(1)大東急祈念文庫の文献の行智関係のハングルの分析を通すことによって,江戸末期の日本韻学が朝鮮語の利用の元で一代発展を遂げ、次の明治初期韻額への発火点、そしてこれと矛盾するかのようであるが終着点を用意した。この点において、行智には江戸末期韻学への外国からのインパクトを飾るモニュメンタル的な意義があった。なお、この点に関しては、行智のハングル利用書の発掘という成果を得た。
(2)明治初期における西洋言語学の積極的かつ急進的な移入について、この方面の日本人の先駆者は上田万作であることが、彼の言語学や日本語学研究において看取された。万年の研究活動については今日まで必ずしもそう多く述べられておらず、その生涯もまた同様である。しかしながら、新村出、小倉新平等の本格的な欧米言語学の移入者に若干先だって、すなわち、明治中期に欧米言語学の日本移入の糸口をつくったことを確認できた。ただし、彼が日本韻学に与えた具体的な影響については現在までの所、なお解明し切れていない。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 湯沢 質幸: "8、9世紀東アジアにおける外交言語" 文芸・言語研究 言語編. 31. 19-43 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 湯沢 質幸: "日本古代律令制下における外国語" 言語政策研究会報告書. (4月刊行予定). (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tadayuki Yuzawa: "The Lingua Franca of East Aisia in the 8th to 9th Centuies" Studies in Language and Literature. 31. (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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