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図書寮本類聚名義抄出典索引の作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610425
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国語学
研究機関信州大学

研究代表者

池田 証壽  信州大学, 人文学部, 助教授 (20176093)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード図書寮本類聚名義抄 / 出典索引 / 古辞書
研究概要

図書寮本類聚名義抄の国語資料としての性格の解明のために現在の研究水準を踏まえた出典索引を作成した。本課題で作成した索引の特色は、次の情報の検索を可能にしたことである。(1)図書寮本での所在、(2)掲出項に関する情報[補入・脱落など]、(3)引用原典の有無、(4)先行論文の有無、(5)和訓・字音注の有無、(6)直接引用と間接引用の別。
各出典の頻度情報を集計した結果は次の通りである。(1)図書寮本類聚名義抄の総掲出項数3682、(2)出典数[延べ]8917、(3)出典数[異なり]675、(4)別表記同一書の出典353。
間接引用と判断したのは、(2')出典数[延べ]441、(3')出典数[異なり]283、(4')別表記同一書の出典109となった。これにより間接引用の割合はさほど大きいとはいえず、図書寮本の出典注記は、直接引用が大半を占めているという傾向が判明した。
引用頻度の多い出典(100例以上)は、順に、广(「玄応音義」)1295、無注記1084、真(真興撰「大般若経音訓」)668、玉(顧野王撰「玉篇」)594、弘(空海撰「篆隷万象名義」)521、東(「東宮切韻」)425、川(源順撰「倭名類聚抄」)364、中(中算撰「法華経釈文」)358、茲(慈恩撰書)312、詩(詩経古訓)172、巽(文選古訓)163、類(「一切経類音決」)158、季(「季綱切韻」)147、千(「千禄字書」)143、集(「白氏文集」)139、信(信行音義)126、方(「蒋魴切韻」)119、記(史記古訓)102の18出典である。これらの合計は、6890であり、出典全体(8917)の77パーセントを占める。特に注目すべきは、出典無注記のものが1084にも及ぶことであり、今後その性格解明が急務である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 池田証壽: "語彙(史的研究)" 国語学. 185. 32-38 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 池田証壽: "古辞書研究とJIS漢字" 1996年度「人文科学とコンピュータ」シンポジウム資料集. 39-46 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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