研究課題/領域番号 |
08610499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
野村 正人 東京農工大学, 工学部, 助教授 (60228369)
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研究分担者 |
宮原 信 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (50012307)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | カリカチュール / フランス / 7月王政 / フィリポン / ルイ・フィリップ / リトグラフ / 諷刺 / 検閲 / 七月王政 / グランヴィル / ド-ミエ |
研究概要 |
平成8年度には、「カリカチュール」紙に掲載された全石版画をポジ・フィルムに収めたあと、それらを画像入力装置を使って、デジタル画像に変換した。この基礎的な資料体を作ったのち、各リトグラフに関するデータをまとめる作業が平成9年度の研究の中心的な課題となった。 平成9年度に行ったことは、この石版画すべての通し番号をふること、石版画のタイトルをつけること、石版画が添付された新聞の発行年月日、新聞の号数、石版画のカラー/パートカラー/モノクロの別、版画に描かれた内容、あるいはその版画が意味するものを簡略にまとめた説明、版画に現れる要素やそれが示す事件などを示すキーワードを作製し、それを表のかたちでまちめることであった。 新聞の発行年月日、新聞の号数、石版画のカラー/パートカラー/モノクロの別に関して、それを確定するのはさほど困難はなかった。しかし、石版画のタイトルに関しては、作品の中にタイトルが付けられているわけではないので、それを統一的に与えることは不可能であった。したがって、のちに「カリカチュール」紙が合本されたときに付された目次についたタイトルを、ここでのタイトルとせざるをえなかった。また一番の問題は版画の内容説明を書くことであった。これらカリカチュアは当時のアクチュアルな政治社会風俗問題を扱っているため、なにを諷刺しているかを理解することがきわめて難しかった。これには当時の政治状況、風俗資料、同時代の証言などを参照する必要があり、科学研究費で購入した図書が大いに役立ったが、非常に多くの時間を費やさなくてはならなかった。またこの事情はキーワードも同じである。 しかしこれらをまとめることによって、今まで漠然としていた「カリカチュール」の狙う諷刺が、キーワード、内容説明を読むことによってきわめて具体的で明確なものになったと思われる。
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