研究課題/領域番号 |
08610500
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
篠田 知和基 名古屋大学, 文学部, 教授 (00022260)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | メリュジーヌ / トヨタマヒメ / 蛇 / 妖精 / 白鳥 / V / 始祖伝承 / 口承伝承 / 自写 / レ / メリュジ-ヌ / ヒナガヒメ / 蛇女 / スキタイ / アルプス地方伝承 / 比較神話 / 動物神話学 / 禁忌 / 別れ |
研究概要 |
ヨーロッパ文学で頻繁に再利用される蛇女メリュジーヌ伝承が他の国の文学ではどう扱われるかを、まず各国の民間伝承し、および古説話からしらべて比較対照、ついで、ロレンス、アルフ ランクネールやルクトクに従って、中世フランス説話にその変容を求めた。ウォルター・マップシェルクユ、バティルビュリー、ジョクロワ・ドセールらの記録した説話がグラエランのL、ギンガエールのL、ラングァルのLなどを通して、特〓一白鳥説話と接合しながら発展してゆき、また妖精のみならず、悪魔の女との関係、あるいは、男性の精霊との関係も含んで語られるところから、のちの幻想文字の「悪魔の〓」(カゾント)などを準備していることが確認された。日本にはトヨタマヒメ説話の他、道成寺説話、近隣の女性などがあるが、それらをトヨタマヒメとヒメかヒメの二型に分類、ヨーロッパのメリュジーヌとレイシアあるいは「見知らぬ美青年」伝承と対比させた。さらには母神信仰や始祖伝承との説話から、トヨタマヒメやメシュジーヌの〓地を冥界に規定することもできた。 ルイトゥの論文の翻訳もあわせておこなった。
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