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徳之島・沖永良部島諸方言アクセント体系の記述調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610523
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 言語学・音声学
研究機関東京大学

研究代表者

上野 善道  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50011375)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード徳之島方言 / 沖永良部島方言 / 喜界島方言 / 奄美大島方言 / 活用形 / アクセント / 下降式音調
研究概要

1 奄美方言の下記の地域でアクセントの現地調査を行なった。
(1)徳之島--28地点の活用形。(2)沖永良部島--16地点の活用形。(3)喜界島--8地点の活用形。(4)奄美大島--龍郷町17地点で体言または用言基本語彙,笠利町佐仁と名瀬市で活用形。
2 上記の調査の結果,次の事実をはじめて明らかにした。いずれもこれまでの報告ではほとんど触れられていないか,断片的で不完全な情報しかなかったものである。
(1)徳之島では,天城・伊仙・徳之島の3町の主要集落のアクセント体系をほぼつかんだ。特に,与名間・松原・瀬滝・東西の犬田布・阿三・喜念・徳和瀬・花徳・山等々において,従来の報告をかなり修正した。
(2)沖永良部島m,和泊・知名の2町の主要集落のアクセントの大要が明らかになった。特に,田皆・正名・知名・上城・西原等では,先行研究を大幅に塗り替えた。
(3)喜界島では,使役・受身などの派生形を含む各種の活用形とそのアクセントが分かった。特に中里方言は下降式音調に位置の対立を持つ,興味深い体系である。そのアクセントの成立過程もほぼ明らかになった。
(4)奄美大島でも,龍郷町のほぼ全集落のアクセント体系の解明が進んだ。戸口方言にも下降式音調があり,従来の報告よりもはるかに多くのアクセント対立をもつことが最も注目される。秋名方言も芦花部方言と同様の多型アクセントである。一方,笠利町の佐仁方言は活用形でも3型アクセントである。
3 奄美大島の佐仁方言は用言編の論文を印刷中である。喜界島方言もすでに整理を終えて,資料集の報告を印刷中である。他の地点も,データベース作成のために,一通りパソコンに入力をすませた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 上野善道: "奄美大島佐仁方言のアクセント調査報告-用言の部-" 琉球の方言. 21号. 1-42 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 上野善道: "喜界島方言の活用形のアクセント資料" アジア・アフリカ文法研究. 25号. 105-198 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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