研究課題/領域番号 |
08630016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
森岡 孝二 (1997-1998) 関西大学, 経済学部, 教授 (50067716)
橋本 昭一 (1996) 関西大学, 経済学部, 教授 (60067684)
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研究分担者 |
若森 章孝 関西大学, 経済学部(平成8,9年度), 教授 (60067725)
橋本 昭一 関西大学, 経済学部(平成8年度研究代表者), 教授 (60067684)
山名 年浩 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90151745)
妹尾 剛光 関西大学, 社会学部, 教授 (00067612)
森岡 孝二 関西大学, 経済学部, 教授 (50067716)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 価値意識 / 制度転換 / 社会変動 / 社会システム / エスニシティ / マイノリティ集団 / 正統と異端 / 知事選挙 / 制度疲労 / 無党派知事 / 経済システム / 日本的生産システム / 市民社会 / 経済発展 / 国民的アイデンティティ / 大学制度 / 大阪府 |
研究概要 |
社会的価値意識が政治・経済システムにいかなる影響を与えるか、あるいは逆に社会・政治・経済のシステムの中に生まれた歪みが、既存の価値体系にどのような反作用を及ぼすかについて、体系的に取り扱った研究はないが、研究班が組織された頃から、ソ連の崩壊やそれにつづくロシアの「移行経済」や、日本の「金融ビッグバン」や「無党派知事」の続出といった事情を背景に、経済学や政治学あるいは社会学の特定の分野で重要な研究課題となりつつあった。最近ではジョージ・ソロスといった人物も「経済現象を観察するのに経済的な価値意識だけを問題にしていては不十分である」といった発言をしている。具体的にはわが研究グループは、(1)ロシア人研究者を招いての研究報告会の開催、ロシアの移行経済下における若者の意識調査(イルクーツク大学学生を対象にしてアンケート調査)などを行い、『ロシア・イルクーツク調査報告書』と『日本・ロシア学生意識調査報告書』(1998)を公刊した。(2)大阪府知事向けの陳情内容が知事任期中の4年間にどのように変化するかを、大阪府知事秘書室の協力を得て実施、知事が再選を目指していることもあり、、全面的な分析結果の公表は先延ばしせざるを得ないが、内容の変化の統計的研究結果を取りまとめた。(3)イギリス政治・経済・宗教思想の変化に関しては、欧米において活発化している「制度の経済」思想の展開を学習するために、研究員の一人はホジソンの翻訳出版に関与するとともに、当のホジソンを文部省の別の予算によって招聘、研究会を開催した。また研究員の一人は、イギリス宗教思想の変化を1000ページを越す膨大な研究成果としてまとめた。(4)フランスやドイツにおける社会思想研究の動向などを研究、優値意識の学際的な一般理論の確立を目指し、『価値意識の次元』を公刊、さらに価値意識の動態論へ発展させるべく、最終報告書所収の各論文となった。
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