研究課題/領域番号 |
08630036
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岩田 昌征 千葉大学, 法経学部, 教授 (60125284)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 階級精形成斗争 / 階級再編成斗争 / 農地改革 / ムスリム人 / セルビア人 / クロアチア人 / 私有化 / 社会有 / 階級形成斗争 / 旧ユ-ゴスラヴィア / 多民族 / 民族紛争 / ボスニア / ボスニア・ムスリム / セルビア |
研究概要 |
社会主義体制崩壊後、社会的所有の私有化をめぐって生起する階級形成斗争と並んで、特にボスニア・ヘルツェゴヴィナの農村地域においては、1920年代と1930年代前半に実施された農地改革が今日の戦争に大きく影響する農地改革においてムスリム人地主は、農地の80%の所有者から突如として無所有者、乞食の位置に転落し、セルビア人やクロアチア人は、農奴や小作人から自営独立農家になる。社会主義ユ-ゴスラヴィアは、農業集団化を断行しなかったが故に、戦間期に成立した土地所有関係は基本的に保存されて来た。社会主義崩壊後、ムスリム人達は、この土地所有関係の不当性と見直しを要求し始めたのである。これが、農村のセルビア人やクロアチア人農民にショックとなった。
|