• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ソフト系科学技術による仮想企業(バーチャルコ-ポレション)への接近

研究課題

研究課題/領域番号 08630110
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関東京工業大学

研究代表者

木嶋 恭一  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10134826)

研究分担者 渡辺 千仭  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (60220901)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードバーチャルコ-ポレーション / ソフト系科学技術 / テレワーク / 情報ネットワーク / 仮想企業 / 技術ポテンシャル / ポリエージェットシステム
研究概要

仮想企業は、経済的・人的条件に応じて世界中に配置された各部門が、情報ネットワークとマルテイメディアにより統合・調整されたシステムとして空間的・時間的制約から解放されて活動する、新しい企業の概念である。本研究は、仮想企業とそれを包括するテレワークという概念に対し人間と科学技術の調和を指向するソフト系科学技術の枠組みから接近し、システムモデル構築を始めシミュレーションも交えその可能性と意味・限界を解明を目的とした。
テレワークは、情報通信ネットワーク技術を活用して様々な仕事を空間的・時間的制約から解放されて行うことを意味する。これにより、企業レベルでは経費削減と生産性向上、社会的レベルでは環境保全、ゆとりある豊かな生活の実現などの好影響が期待されている。
本研究は、人間と科学・技術の調和を探求するソフト系科学技術の学際的な視点から、技術とマネジメントシステムを連結するテクノロジマネジメントでの知見を中心に、特に技術傾向型製造企業の仮想的企業化の傾向(空洞化を含む)を技術ポテンシャルという定量的な概念で分析した。ついで、シミュレーションによる将来予測、同様の現象がすでに起きている欧米との比較等を通して、その可能性と限界について論じた。
ネットワークによる仮想企業では、産業空洞化の議論の根底にある国境はもはや何の意味も持たないが、これは、仮想企業内での民族や国民の文化的衝突を顕在化させることになる。そこで、自律性を持ち主観的な世界観に従って意思決定を行う多様な主体を記述するモデル(ポリエージェントシステムモデルと呼ぶ)を開発して、企業における文化や個人の動機付けといった面を分析した。研究成果は、学術雑誌及び書籍に公表した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kyoichi Kijima: "lntelligent Poly-agent Learning Model and its Application" lnformation and Systems Engineerings. 2. 47-61 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Kyoichi Kijima et al.: "Maintaining Foreign Subsidaries′ Adaptabitity to Self-orgarize in the Japanare Market" Systems Research. 13・4. 447-456 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 木嶋恭一(編著): "マルチメディア時代の人間と社会:ポリエージェットソサエティー" 日科技連出版社, 293 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi