研究課題/領域番号 |
08630138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
大野 高裕 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70169027)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 地球環境 / 企業評価 / 企業ランキング / 消費者行動 / 地球環境保全 / 企業モデル / 企業行動 / 環境保全商品 |
研究概要 |
この研究では、基本的立場として、企業が地球環境保全に対する活動を行なうにあたって、製品の製造・販売活動を通じて消費者の支持を得られなければ、永続的な活動になり得ないとの考えを持ってスタートしている。つまり、企業利益と地球環境保全とのトレードオフ関係を企業に対する消費者の支持というキーワードで解決しようとした。 そのために、この研究の基礎として、まず消費者が企業の地球環境保全活動についての関心度ならびに企業に対する評価を地球環境保全活動を通じて行ない得るかどうかを調査によって確認した。さらに、直接的に企業の地球環境保全活動を評価するための研究として、上場企業約1500社を対象とした各企業の地球環境保全に対する様々な活動をアンケート調査によって把握した。さらに、この調査結果を基に、企業の環境保全活動レベルのランキングモデルを作成した。最終的には総合評価システムを構築したが、その過程においては各行動内容ごとのランキングも作成している。 この調査研究を踏まえ、企業の地球環境保全への取り組みと利益確保との調和を図る企業モデルを作成し、会計的にも地球環境保全活動の結果を示すことのできるモデルを作成した。このモデルは消費者の環境保全を考慮した商品選択の構造と、企業の地球環境保全に関わる技術レベルを盛り込んでおり、このモデルによって消費者に支持される地球環境保全を維持しながら企業利益の最大化を目指すことが可能であるという結果を示すことができた。
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