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代数曲線のモジュライとその整数論への応用

研究課題

研究課題/領域番号 08640066
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関日本大学

研究代表者

佐々木 隆二  日本大学, 理工学部, 教授 (50120465)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワードテ-タ凾数 / モジュライ / アーベル曲面 / クンマー曲面 / 超楕円曲線 / ガロア群 / データ函数 / 主偏極アーベル多様体 / テ-タ函数 / j不変量 / 閉リーマン面
研究概要

研究の目標は,レベル(2,4)構造を持つ主偏極アーベル曲面のモジュライ空間を基礎として整数論を展開することである.研究は,二つの部分に分けられる.一つは,上記モジュライ空間をより深く理解することであり,他の一つは,アーベル曲面の等分点の数論である.
レベル(2,4)構造を持つ種数2の超楕円曲線のモジュライ空間と,アーベル曲面のそれとの関係をしらべ,これらの空間が,自然に,SO_3(C)の部分集合と見なされることを示した.この際,特殊直交行列は,10個のテ-タ定数の商で表される.
次にアーベル曲面の等分点の体についてその成果を述べる.
γを2次のジーゲル上半空間の点とし,γに付随するアーベル曲面,クンマー曲面を,A(γ),K(γ)で表す.A(γ)は種数2の超楕円曲線のヤコビ多様体となっていると仮定する.3個のリーマンテ-タ定数の商をj_a(γ)=θ_a0(2γ)/θ_<00>(2γ)(a∈1/2Z^2/Z^2)とすると,クンマー曲面K(γ)はF(γ)=Q(j_a(γ))上定義される.K(γ)の"P等分点"の座標の比を添加して得られる体をF_P(γ)=Q(θ_<a0>(2γ|2(γ,1)h)/θ_<00>(2γ|2(γ,1)h);)h∈1/PZ^4/Z^4)とすると,次を得る.
定理Pを奇数の正整数とする.そのとき
1.F_P(γ)はFのガロア拡大である.
2.γが一般の点のとき,ガロア拡大F_P(γ)/F(γ)のガロア群は,次の群に同型である:
【numerical formula】

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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