• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

スペクトル幾何学

研究課題

研究課題/領域番号 08640121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 幾何学
研究機関広島大学

研究代表者

池田 章  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (30093363)

研究分担者 池畠 良  広島大学, 学校教育学部, 講師 (10249758)
尼崎 睦実  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (10243536)
景山 三平  広島大学, 学校教育学部, 教授 (70033892)
石橋 康徳  広島大学, 学校教育学部, 教授 (30033848)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードDirac作用素 / スピン構造 / 等スペクトル問題 / 球面空間形
研究概要

スピン構造をもつコンパクト連結リーマン多様体上のDirac作用素にたいする等スペクトル問題を考え新たな知見を得た。(2n-1)次元球面空間形Γ\S^<2n-1>でスピン構造をもつものを考える。これらのクラスの中でDirac作用素で等スペクトルをもつが距離同型でない対を構成することを試みた。C. Barは基本群がメタ巡回群であるような球面空間形のクラスでそのような例を構成している。qを11以上の素数、qo=(q-1)/2, Lo (q, n)をレンズ空間{L (q : p_1, p_2,…,p_n)|Pi≠pj (mod q) (i≠j)}の距離同型類とする。このとき(q-6)次元のレンズ空間の族Lo (q, qo-2)に属するふたつのレンズ空間はラプラス作用素で等スペクトルであって距離同型でない例となっていた。C. BarによるDirac作用素のスペクトルに付随したPoincare級数を用いて10<q<30であるqにたいし(q-6)次元のレンズ空間のクラスLo (q, qo-2)を調べた。結果はq≠23のときLo (q, qo,-2)は互いにDirac等スペクトルでないことがわかった。一方3つのレンズ空間L(23 : 1, 5, 2, 10, 4, 20, 8, 16, 11), L(23 : 1, 5, 2, 10, 4, 20, 8, 17, 11), L(23 : 1, 5, 2, 10, 4, 20, 17, 16, 11)はDirac等スペクトルであることがわかった。これらのレンズ空間は17次元である。これにたいしC. Barの構成した基本群がメタ巡回群である球面空間形の例での最低次元は19次元であった。今後の研究の課題としては等Diracスペクトルをもつが距離同型でないレンズ空間の例を無限個構成することを目指す。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akira Ikeda: "On space forms of real Grassmann manifolds which are isospectral but not isometric" Kodai Mathematical Journal. (印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi