• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

リーマン面間の正則写像の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08640208
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 解析学
研究機関山口大学

研究代表者

増本 誠  山口大学, 理学部, 助教授 (50173761)

研究分担者 郷間 知巳  山口大学, 理学部, 助手 (70253135)
吉村 浩  山口大学, 理学部, 講師 (00182824)
中内 伸光  山口大学, 理学部, 助教授 (50180237)
小宮 克弘  山口大学, 理学部, 教授 (00034744)
三好 哲彦  山口大学, 理学部, 教授 (60040101)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードリーマン面 / 正則写像 / 等角写像 / 双曲計量 / タイヒミュラー空間
研究概要

1.種数gの閉リーマン面に把手を標準的に切り開くような2g個の曲線核を指定したものが,種数gのタイヒミュラー空間Tgを構成している。さて,種数gの開リーマン面に把手を標準的に切り開くような2g個の曲線核を定め、固定する。タイヒミュラー空間Tgの点で,指定された曲線同士を自然に対応させるようなRからの正則写像が存在するようなもの全体をH(R)と表す。このとき,次の結果を得た。
(1)g≦1のとき,H(R)=Tgである。
(2)g>1のとき,H(R)はTgのコンパクト部分集合である。
2.等角写像は正則写像の重要な例である。H(R)の元のうち,特にRからの等角写像が存在するようなもの全体をC(R)と表わす。Rが円環領域のとき,C(R)=H(R)であることは古くから知られていた。しかし,g≧1のとき,Rが境界付きリーマン面の内部になっていれば、C(R)はH(R)の真部分集合であることを証明した。
3.Rは境界付きリーマン面の内部で,g≧1とする。このとき,Rと同相なリーマン面Sと同相写像時j:R→Sで,jとホモトピックな正則写像R→Sは存在するが,jとホモトピックな等角的埋め込みR→Sが存在しないようなものが存在することを示した。
4.RからSの中への等角的埋め込みがあれば,RとSの曲線の双曲的長さの間にある簡単な不等式が成立するが、その不等式が等角的埋め込みを必ずしも保証しないことを示した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nobumitsu Nakauchi: "Regularity of minimizing p-harmonic maps into the sphere" Bollettins della Vnione Matthematica Italiana. 10-A. 319-332 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi