研究課題/領域番号 |
08640324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
佐藤 文男 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70154094)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 星間物質 / 星間分子雲 / 星形成 / 暗黒星雲 / 分子雲 / 分子線観測 |
研究概要 |
太陽系に近い低質量星形成領域であるカシオペヤ座分子雲複合体に属する暗黒星雲Khav216、L1333、L1358、L1394を含む領域を、^<13>CO(J=1-0)輝線で、また、雲の高密度部分を<CO>^^^<18>(J=1-0)輝線でマッピングした。使用した装備は名古屋大学理学部の4m短ミリ波望遠鏡と、4K冷却のSISミキサ-受信機、バックエンドはバンド幅40MHzで1024チャネルの音響光学型分光計である。グリッド間隔は主に2´である。Khav216の速度は約+3km s^<-1>、励起温度は7.1K、^<13>CO雲のコアの大きさは0.74pc×0.67pc、総質量は12M【of sun】、H_2の平均密度は9.2×10^2cm^<-3>となる。L1333領域の^<13>CO雲は銀河面にほぼ平行に伸びた、視線速度約-2km s^<-1>と約+3km s^<-1>の2個の細長い雲からなり、その中に高密度の<CO>^^^<18>コアが13個埋もれていることが分かった。この領域にはHα輝線星18個と低温のIRAS点源が5個(うち3個はHα輝線星と一致する)見つかった。これらは生まれたての原始星である可能性が強く、この領域では星が活発に形成されていると思われる。IRAS点源の1個は<CO>^^^<18>コアの一つと一致していて、その赤外域のスペクトルから推して、特に若い原始星らしい。そこでは<CO>^^^<18>輝線の幅が約1.6km s^<-1>(強度0で)と広く、分子流の存在を示唆する。その<CO>^^^<18>コアは13個のコアのうちでビリアル質量とLTE質量の比が最も小さく、内部運動エネルギーが重力エネルギーに比べて最も小さいコアで星形成が起こり易いことを示す。L1358は視線速度の違う3つの雲から成る。その総質量は約2×10^3M【of sun】である。この領域には原始星候補の低温IRAS点源が6個あり、いずれも^<13>CO雲のコアに付随している。これはこの雲で盛んに星が生まれていることを物語る。
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