研究課題/領域番号 |
08640493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性一般(含基礎論)
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
川崎 恭治 中部大学, 工学部, 教授 (40037164)
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研究分担者 |
宮島 佐介 中部大学, 工学部, 教授 (80029173)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | モード結合理論 / 動的密度汎関数理論 / ガラス転移 / 過冷却液体 / 動的イジング模型 / モンテカルロ法 / 縮移記憶関数 / 密度汎関数理論 / スピン模型キネマチックイジング模型 / 縮約記憶関数 |
研究概要 |
本研究では、過冷却液体、ガラス転移の動的密度凡関数方程式の数値計算を主な目的とした。 この方程式はそのままでは密度が負になり得るための数値的不安定性の困難がある。これを避けるには、われわれが開発したモンテカルロシミュレーションモデルへのマッピングが有力な武器になった。これまさに密度の時間相関関数の計算を行い、現在可能な比較的短時間では妥当な結果を得た。一方サンプル数を限って行った剛体球液体模型の長時間のシミュレーションでは以下の結果を得た。(1)液体密度が融点を超えると、多数の準安定状態が出現し、その間の状態の重なりを表わす量の分布が広がり始める。広がりは密度の増加と共に大きくなる。(2)ひとつの状態の時間変化を初期状態との重なりを追及することにより調べた。MCTのクロスオーバー密度を超えると1つの準安定状態から別のそれに移り変わる所謂ホッピングが観測された。このようにして動的密度汎関数方程式はMCTの結果を含むと同時に長時間での熱的活性化仮定を記述することが確かめられた。これらの業績は国際的にも一定の評価を受け、平成9、10年だけでもイタリー、スペイン、ドイツ、アメリカ、韓国、日本での国際会議で代表者が発表を行った。
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