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高感度偏角磁力計による活火山の熱的推移の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08640532
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 固体地球物理学
研究機関京都大学

研究代表者

田中 良和  京都大学, 理学研究科, 助教授 (00025420)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード火山磁場 / 磁力計 / 阿蘇火山 / 地磁気観測 / 火山性磁場変化 / 地磁気偏角磁力計 / 火山観測
研究概要

本研究は、消費電力の少ない野外観用の高感度磁力計を開発し、活火山の火口近傍における地磁気変化を観測して、地下の熱の推移と火山活動の関連を考察しようとするものである。平成8年度は、特に高感度磁力計の開発に努めた。開発された磁力計は、フラックスゲート磁力計と称する物で、特に新しいものではない。しかし、火山活動の推移を把握することを目的とするために、長期間の安定性に優れる必要がある。そこで、地球主磁場をうち消す必要のない偏角(東西)成分のみとした。開発された機器の温度特性は良好とは言えないので、地中2m深さに埋設して気温の変動をさけた。開発された機器の特性は、感度100nT/V、分解能1pT、温度安定度1nT/度、計測間隔1分、記録容量3万データ、消費電力12V120mAである。機器の完成が冬期になり、阿蘇火山の表土が凍結したため、現場に於けるデータ取は、平成9年3月にずれ込んだ。阿蘇中岳第一火口の南西部、C1およびW1の2地点に設置して観測を行った。1997年における阿蘇の火山活動は静穏で、ほぼ単調な冷却フェースであったと考えられる。しかし、1998年の3月にはこの冷却フェーズは蓄熱過程に転じたことが、火口近傍に設置されたプロトン磁力計の解析から求められている。これらの期間を通して偏角の観測が出来たので火山研究センターにおける3成分地磁気観測結果と対比して詳しい解析を行う予定である。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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