• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

負熱イオン化質料分析の同位体地球化学への展開,特に,Re-Os法の高度化

研究課題

研究課題/領域番号 08640619
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地球化学
研究機関電気通信大学

研究代表者

増田 彰正  電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (40030788)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードレニウム・オスミウム法 / オスミウム同位体 / 酸素同位体 / 白金族元素 / フェイア・アッセイ法 / 負熱イオン質量分析
研究概要

研究内容は大別して次の2つのカテゴリーに分けられる。その1つは負熱イオン化質量分析法(NTIMS)によって,微小量のReとOsを高精度で測定する方法を開発すること,もう1つは,ReとOsを乾式法で効率的に前濃縮する方法を開発することである。
ReとOsのNITMSでは硝酸バリウムを活性剤に用いて,ReO_4^-とOsO_3^-を安定にかつ高い効率で生成する条件を検討し,Reは10ピコグラム程度以上,Osは10ナノゲラム程度以上あれば,高精度で測定可能となった。(100ナノグラムのOsを用いた場合同位体比の測定誤差は,0.004%である。)また,Gibeon隕鉄の酸不溶成分中の_<184>Osは普通のOsと異なり,相対的に10%も高いことを発見した。一方,酸素同位体^<17>Oと^<18>Oによる同重体効果に対する面倒な補正計算の必要を除くため,99.99%に濃縮した^<16>Oと酸素ガスを導入することを試み,目的を達成した。この成功は,酸素原子を含む負イオンのNTIMS及び正イオンのPTIMSの双方に対して極めて大きな寄与をもたらす。この方法はこの分野で広く世界的に採用されるであろう。ReO_4^-の生成に伴う酸素の同位体の間の分別についてのデータも解析し,新しい効果を見つけた。
硫化ニッケルによる乾式前濃縮の研究では,白金族元素全体を選択的に濃縮する条件を検討し,従来の50分の1程度の硫化ニッケルで十分濃縮出来た。このNisの小球中での白金族元素の分布をレーザー・アブレーション質量分析で測定し,分布の均一性を確認出来た。これら成果は,融解のためのるつぼのデザイン,融解の化学組成,及び融解温度条件の検討によって達成された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] N.S.Stddaiah and A.Masuda: "Preconcentration of noble metals in geological and environmental samples" Proc.Japan Academy. 73・B2. 13-18 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Z.Liu and A.Masuda: "Measurement of isotopic composition of ^<16>O-enriched oxygen" Proc.Japan Academy. 73(印刷中). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi