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低pHによるレタス根毛形成誘導における植物ホルモンの役割解析

研究課題

研究課題/領域番号 08640837
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物生理
研究機関東京理科大学

研究代表者

井上 康則  東京理科大学, 理工学部, 教授 (50092143)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードACC / エチレン / オーキシン / サイトカイニン / レタス / 根毛 / 低pH
研究概要

1.低pHによる根毛形成誘導効果は、エチレン前駆体のACCにより代替された。低pH、CK、オーキシンの誘導効果はACC合成阻害剤であるAVGにより阻害された。この結果から低pH→オーキシン→エチレン→根毛形成の流れが考えられた。
2.CKの誘導効果は抗オーキシン剤により阻害され、この阻害効果はCKの濃度を高めても回復せず、オーキシンにより回復した。この結果は低pH→CK→オーキシン→エチレン→根毛形成という制御の流れを示唆するが、抗CK剤はCKの効果も低pHの効果も抑制しなかったため、低pHによる根毛形成にCKが関与しているかは、不明である。
3.低pHによる根毛形成誘導は抗オーキシン剤によって阻害された。抗オーキシン剤の効果はオーキシン、ACCの投与により回復したことから、1.で推測された制御の流れが確認された。
4.根毛形成のtime-courseに関しては、新たに低真空走査型電子顕微鏡により細胞形態を観察する方法を開発した。その結果、低pHにより根毛形成誘導した場合、約4時間後に根毛原基形成が始まり、7時間後にほぼ100の表皮細胞に根毛が形成された。オーキシン、ACCで誘導した場合のtime-courseに関しては測定するに至っていない。
5.低pH処理により根中のオーキシン濃度が上昇するかに関しては、現在測定中であり、まだ明確な結果は得られていない。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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