研究課題/領域番号 |
08640853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物形態・構造
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研究機関 | (財)東京都神経科学総合研究所 |
研究代表者 |
林 しん治 (財)東京都神経科学総合研究所, 解剖発生学研究部門, 参事研究員 (20076996)
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研究分担者 |
折笠 千登世 日本医科大学, 医学部・第1生理学, 助手 (20270671)
林 洋 (財)東京都神経科学総合研究所, 解剖発生学研究部門, 主事研究員
横須賀 誠 (財)東京都神経科学総合研究所, 解剖発生学研究部門, 主事研究員 (90280776)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | エストロゲン受容体 / アンドロゲン受容体 / 芳香化酵素 / 免疫組織化学 / RT-PCR / 遺伝子発現 / 視床下部 / 海馬 |
研究概要 |
脳内の性ステロイドホルモン受容体の分布と遺伝子発現について検討した。われわれは、免疫組織化学(IHC)、インシチュウハイブリダイゼーション組織化学(ISHH)および逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応法(RT-PCR)によって、エストロゲン受容体(ER)がラット脳内の視東前野、視床下部諸核、扁桃体等に検出されることを明らかにしていたが、さらにIHCによって、ついでISHHによって、海馬の歯状回多形細胞層および海馬角顆粒層に散在的に分布していることを明らかにした。エストロゲンやプロゲステロンの性ステロイドホルモンが、海馬角錐体細胞の形態変化に影響を持ち、その活性を変化さしめるとの報告がある。したがって、錐体細胞に対するERの作用は、歯状回多形細胞層および海馬顆粒層に存在する介在ニュウロンを経由しているものと推論した。海馬組織におけるERmRNAの発現は、さらにRT-PCRによっても確認した。さらに、脳内に存在する性ステロイド転換酵素であるアロマターゼの働きによって、アンドロゲンを原料として作られたエストロゲンが脳の分化に働くとする考えが一般的ではあるが、アンドロゲン自体の独立の作用を検討する目的で、アンドロゲン受容体を認識する抗血清を用いてラット脳のIHCを行ったところ、視床下部の腹側前乳頭核に特異的に検出されアンドロゲンの投与によってその染色性が増強することを見いだした。また、この神経核にはアロマターゼが検出されなかったことから、アンドロゲンによる直接的な効果が想定された。
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