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現代人四肢骨からの身長推定とその誤差

研究課題

研究課題/領域番号 08640913
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人類学(含生理人類学)
研究機関独協医科大学

研究代表者

高橋 秀雄  獨協医科大学, 医学部, 講師 (80201599)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード身長 / 四肢骨 / 回帰分析 / 誤差 / 現代人
研究概要

身長推定式を導くために、身長の計測、骨のクリーニング、骨計測、回帰分析、推定式の検証、の5段階の過程に沿って研究を行った。既に、過去8年間にわたって現代人の四肢骨を約120個体分収集したが、今年度さらにこれを増やすことによって、回帰分析に用いる標本数が男女各約100個体を越えること目標としていた。今年度の解剖実習用の遺体のうちで、特に女性の骨標本を中心に収集・クリーニングを行った。現段階ではこの数値はまだ実現していないが、現在も収集を継続しているのでこれに近づきつつある。したがって、いまだ最終分析結果を報告する段階には達していない。以下に中間結果の概略を記す。第一に、女性の標本数を増やすことが出来たことにより、いままで一般的に用いられている藤井による信頼性の低かった女性の推定式の精度を上げることができた。第二に身長推定式によって得られた結果に対して誤差分析を行った。これによって、男女それぞれの推定値に対して信頼限界を明確にすることにより、推定式によって得られた推定身長にどれだけの誤差があるかが明らかになり、四肢骨のサイズ計測値から算出される身長推定値が絶対的なものではなく、実際にはかなりの幅をもって利用されなければならない、ことが示された。第三に、四肢長管骨の最大長による分析に加えて、骨幹の中央部の太さからの身長推定式の導出を行い、骨端が欠けた状態で発掘された骨からも、身長の推定ができるようにした。これによって、誤差を考慮にいれれば、骨幹のサイズにもとづいた身長推定も可能であることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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