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ほう酸マグネシウムの輝尽発光中心

研究課題

研究課題/領域番号 08650002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用物性・結晶工学
研究機関東北大学

研究代表者

近藤 泰洋  東北大学, 工学部, 助教授 (20013534)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード輝尽発光 / イメージングプレート / ルミネッセンス / イオン結晶 / 発光中心 / 画像記録 / 中性子線
研究概要

中性子線画記録材料としての可能性を持つ硼酸マグネシウムを育成,光物性を調べるとともに,不純物をドープした場合の輝尽発光材料としての特性を調べた.
1.資料結晶の育成
炭酸マグネシウムと硼酸を混合し,摂氏740度で72時間焼結する事により,目的とするMgB_4O_7の粉末結晶を得た.なを,合成の際に24時間毎に取り出し,粉砕混合して固相反応が起き易い様にした.ぼ全量の炭酸マグネシウムと硼酸が化合して硼酸マグネシウムとなっていることはX線回折により確認した.
2.固有発光スペクトルの測定
X線を硼酸マグネシウムの粉末結晶に照射した後,購入した蛍光分光光度計で固有発光を測定した.その結果,純粋な硼酸マグネシウムはX線を照射しても欠陥などの損傷を受けないことが分かった.この結果は,画像記憶材として見た場合,劣化が少ないことを意味する.今後X線照射時における発光を観測する準備を進めている.
3.輝尽発光の測定
炭酸マグネシウムと硼酸に更に酸化ディスプロシウムを0.5%を混入してディスプロシウムをドープした硼酸マグネシウム粉末結晶を育成できた.この試料にX線を照射した後,蛍光分光光度計により発光を測定した.その結果,この試料は輝尽発光を示すことが確認された.
4.低温における固有発光,輝尽発光中心
現在,低温にて輝尽発光の励起スペクトルを測定し,輝尽発光中心の同定を試みている.今後,中性子線を照射して,所期の目的である中性子線画像記録材としての性能を評価するつもりである.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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