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異種画像メディアにおける色の見えに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08650043
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用光学・量子光工学
研究機関千葉大学

研究代表者

矢口 博久  千葉大学, 工学部, 教授 (30134844)

研究分担者 塩入 論  千葉大学, 工学部, 助教授 (70226091)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード色の見え / 色の見えモデル / マルチメディア
研究概要

画像のディジタル化,インターネットの普及にともない,同一画像を異なる観察環境,画像デバイスで観察する機会が多くなった.マルチメディア時代の画像の色再現を考える上で,このように異なる画像メディアにおいて色の見えを一致させることは,重要な課題となっている.本研究では種々の環境・画像メディアでの色の見えを決定している要因を明らかにすることを目的とし,以下の3つの項目について研究を行った.
1.CIEの標準昼光D65および写真・印刷の標準観測条件であるD50,および色温度3000Kの3種類の照明下における色票の見えとCRTディスプレイに表示された色の見えを両眼隔壁等色法および両眼自由視等色法により測定した.CRTの白色色温度として9300Kおよび6500Kの2条件を用いた.その結果,等色方法にかかわらず,測色的な予測値よりは色恒常による予測値に近い色度で等色されることが分かった.
2.異なる照明条件下でのハードコピーの色をCRTに表示し,両者の色を両眼隔壁および自由視で観察する.CRTに表示された画像の1部分だけの色を適当に変化させ,被験者はその変化させた色の部分を探索する.この色の変化が認識できる限界を測定した.この結果,照明条件が異なる場合の色の弁別は同一照明下での色弁別閾の約10倍であることが分かった.
3.異なる環境下における色の見えを予測するモデルの評価を行った.評価に使用したモデルはCIELAB,von Kriesモデル,Huntモデル,納谷モデル,RLAB,LLABの6モデルである.評価した観察環境は項目1と同一であり,モデルの予測する色をCRTに表示し,それと照明された実際のハードコピーの色を比較する.2つのモデルを時間的に交互に表示し,一対比較法により評価した.その結果,総合的にはHuntモデルが優れていることが判明した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 矢口博久: "マルチメディア時代の色再現" 照明学会誌. 81・1. 14 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 矢口博久: "色の見えと色の表示" 照明学会誌. 81・1. 15-17 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 矢口博久: "デバイスイテンディペンデントカラー" 光学. 26・5. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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