研究課題/領域番号 |
08650102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
辻 知章 静岡大学, 工学部, 助教授 (80188531)
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研究分担者 |
松永 泰弘 静岡大学, 教育学部, 助教授 (80181741)
野田 直剛 静岡大学, 工学部, 教授 (20022238)
福井 一恭 城北工業高校, 教員
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | マルチメディア / インターネット / WWW / 材料力学 / CAI / 電子本 / VRML / バーチャルリアリティ / 遠隔講義 / バチャルリアリティー / シミュレーター |
研究概要 |
ネットワークとマルチメディアを有効に取り入れた材料力学の教育システムの開発を目指し、以下のことを行った。 1 電子本を元にしたオフラインの材料力学学習システムの開発 Macintosh,Winodow両OSにおいて使用出来る、ハイブリッド版のCD-ROMを作製した。実験等のビデオ映象、ナレーションを含んだアニメーション、演習問題を多数含む内容で、複数の研究者に配布し、内容の検討を行った。 2 材料力学学習用のWWWサーバーシステム(インターネットを用いた講義システム)の開発 電子本の内容をWWWのページに焼き直すとともに、よりインタラクティブな自己学習を促進させる目的で、(1)引張り試験機シミュレーター、(2)張りの曲げシミュレーターの試作を行った。 3 ネットワークを用いた遠隔講義システムの開発および実践研究 インターネットを用いた安価な遠隔講議システムを開発した。このシステムと、2で開発したWWWのページを使い、実際の材料力学の講義を2年間に渡り行った。 4 材料力学の講議のVODシステムへの収録 半期分の材料力学の講議を、全てMPEG1形式のデジタルビデオデータとして収録し、数回このシステムを用いた講議を試みた。 5 材料力学関連のマルチメディア情報の一般公開 作成したWWWベースの材料力学のマルチメディアデータを一般に公開した。また、今まで構築した全てのデータを収録したCD-ROMを作成した。2枚組で、約1.2GBの容量を占めるため、現状のインターネットで配付することは現実的ではない。関係者へ送付し、今後の研究への参考意見を求める予定である。 本研究を通して、マルチメディアすなわちバーチャルな世界に埋没してしまうことから来る弊害を指摘する多数の意見を得、また、著者らもこの意見に賛同するに至った。理論、実験、シミュレーション(バーチャル)の3つをバランス良く学習出来るシステムを構築する必要がある。
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