研究課題/領域番号 |
08650159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
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研究機関 | 沼津工業高等専門学校 |
研究代表者 |
柳下 福蔵 沼津工業高等専門学校, 制御情報工学科, 教授 (60043147)
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研究分担者 |
酒井 保男 酒井精密加工研究所, 所長
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 研削加工 / ドレッシング / ブラストドレッシング / シュミレーション / Hertzの接触理論 / 超砥粒ホイール / 砥石車 / 研磨剤 / シミュレーション / ツル-イング / Hertzの弾性接触理論 |
研究概要 |
ブラストドレッシングによりワーク材料が削除される過程を計算機シミュレーションできるプログラムを作成した。4種類の研磨剤(WA♯80、C80、FB18S、FS180M)による10種類のワーク材料(S55C、S441、FC25、黄銅、銅、Al、アクリル、ソーダガラス、硬質ゴム、軟質ゴム)のブラスト試験とシミュレーションを実行し、両結果に基づいて本シミュレーション法の妥当性と信頼性を確認したところ、以下のことが判明した。 1.研磨剤がWA砥粒またはC砥粒で、ワーク材料が金属材料の場合には、シミュレーション結果と実験結果は割合よく一致し、本シミュレーションが実用可能であることがわかった。 2.ワ一ク材料が軟質ゴムの場合には、ゴムの弾性により研磨剤粒子が跳ね返されるため窪みは全く形成されない。また、合成樹脂の研磨剤により鋳鉄やアルミニウムの金属に窪みが形成される。このような意外な結果が本シミュレーションにより精確に予測できる。 3.天燃ダイヤモンドの(111)面がWA砥粒を研磨剤とするブラスト試験により破壊して除去され、その窪みの深さはシミュレーション結果にかなり近い値である。 4.平均粒経が6.0〜8.5μmの微細粒研磨剤によるブラストの場合、窪みの最大深さの実験結果はシミュレーション結果より20〜200倍大きく求まった。その主な原因は、ノズルから噴射され霧状になった一個の水滴の中に数個〜数十個の研磨剤が含有されており、それらの研磨剤がワーク材料の同一箇所に同時に激突するためと推察できる。
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