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バイノ-ラル収音法による機械音の音源定位

研究課題

研究課題/領域番号 08650285
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械力学・制御
研究機関東京工業大学

研究代表者

大熊 政明  東京工業大学, 工学部, 助教授 (60160454)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード音源定位 / 方向定位 / 両耳収音法 / 信号処理 / フーリエ変換
研究概要

私たち人間の聴覚システムは、左右の耳で音をセンシング(これを両耳収音、いわゆるバイノ-ラル収音と呼ぶ)して、その音の信号を脳で解析処理することにより、たいへん高度な聴覚能力を実現している。その多くの種類の能力の中から音源定位能力と複数音源の音の分離能力を取り上げ、これを模擬する信号解析法をコンピューター上で実現して機械音とその環境に関する音源定位問題に応用することにより、機械の静粛化と音環境問題に貢献するための基盤技術の有力なひとつの方法として発展させることが本研究の目的である。
本補助金の助けにより,本年度の研究はほぼ計画通り実施できた.まずバイノ-ラル収音用のヘッドトルソシミュレータを用いて、半球全方位に関する2.5度精度での方向定位のためのデータベースの構築を行った。次に、無響室において機械的音(歯車系の騒音と音楽用トライアングルの音)の計測を行い、音源定位を試みた.その結果,ヘッドトルソの前方向については十分2.5度精度で方向定位できること,および真横と後方向についてはそれぞれ特徴ある精度で同定できることがわかった.前段階の基本的検討結果に引き続き、反響のある通常の環境下における計測・音源定位実験も行い、音の立ち上がり部分の信号を利用することにより方向定位できることがわかった.これらの検討より本研究で考案した工学的な方向定位メカニズムの有効性を確認することができた.この成果は,学会投稿論文として公表するためにまとめ上げている.次の研究段階としては,ニューラルネットワーク理論を利用してさらにシステムを完成化する予定である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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