研究課題/領域番号 |
08650349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
森 武昭 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (10053703)
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研究分担者 |
板子 一隆 神奈川工科大学, 工学部, 助手 (10232381)
大矢 征 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (90085142)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 高調波 / 誘導雑音 / コンデンサ入力型整流回路 / 交流電力調整回路 / 位相遅れ進み制御 / PWM制御 / フィルタ / 定抵抗条件 / フィールタ |
研究概要 |
電気機器から発生する高調波電流低減対策として、次のような方法を提案した。 1.テレビのようなコンデンサ入力型整流回路に対しては、次の3つの方法について高調波電流低減効果・力率・効率などを定量的に検討し、それぞれの特徴と有効性を明らかにした。 (1)負荷側を抵抗条件となるようにR-L並列回路を挿入する方法 (2)前記の方法を改良して、負荷を2分割して効率の低下を防ぐ方法 (3)さらに改良を加えて、スイッチングレギュレータを用いて負荷を分割することなく、しかも電力損失を非常に少なくできる方法 2.調光装置のような抵抗負荷の交流電力調整回路(現在はサイリスタを用いた自然消弧方式が採用されている)に対しては、次の2つの方法について、高調波電流低減効果・力率・効率などを定量的に検討し、それぞれの特徴と有効性を明らかにした。 (1)負荷を2分割して、それぞれに位相遅れと位相進みの制御方式を適用する方法 (2)搬送周波数20KHz程度のPWM制御を適用する方法(フィルタの設計を含む) この研究期間では、電気機器から発生する高調波電流の低減方法を主体に研究を進めてきたが、今後はこの高調波電流に起因する誘導雑音特性を検討する上での前提となる基礎項目の問題点を解明し、雑音電圧を精度よく予測し対策手法を検討できる計算法の確立に関する研究を進めていく必要がある。
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