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非線形システムのVolterra核の実時間同定の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08650501
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計測・制御工学
研究機関熊本大学

研究代表者

柏木 濶  熊本大学, 工学部, 教授 (30040380)

研究分担者 坂田 正登  熊本大学, 工学部, 助手 (20040652)
山口 晃生  熊本大学, 工学部, 講師 (50230363)
原田 博之  熊本大学, 工学部, 助教授 (90145285)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード非線形システム / 同定 / ボルテラ核 / 相関法
研究概要

非線形システムを同定するのに,M系列と呼ばれる擬似不規則信号をシステムに入力し,出力との相互相関をとって,非線形システムのVolterra核を求めるという著者らの開発した方法において,これを実時間で行うにはどのような測定系にし,どのような方法を用いればよいかについて研究を行った.すなわち,特定のVolterra核の断面が相互相関関数のどこに現れるかを予め計算し,その遅延時間に合わせて測定系を組む必要があるため,次の手順で研究を行った.
(1)いくつかのM系列に対してVolterra核の断面が現れる遅延時間dを求めることができた.
(2)そのdに対してx^dmodf(x)(f(x)はM系列の特性多項式)を計算しその剰余を求めた.
(3)そのようなdを必要な個数だけ求め,測定系を構成することができた.
(4)その測定系を用いて実際に実時間でシステム同定できるかシミュレーション実験を行った結果,本方法により実時間で非線形システムの同定ができるシステムを構築することができることが分かった.
本方法の特徴は,入力のM系列を1周期分加え,その出力との相互相関関数を求めることにより,1周期加え終わった時点で,3次までのすべての Volterra核の断面が実時間で求められるので,実用上極めて有用である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Sun Yeping: "Identification of Saturation-type Nonlinear Feedback Control Systems." Proc.'96KACC held in Pohang,Korea,. 161-164 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] E.Nishiyama: "Linearization of Nonlinear System by use of Volterra Kernel" Proc.'96KACC held in Pohang,Korea,. 149-152 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] E.Nishiyama: "Identification of Volterra Kernels of Nonlinear Systems by use of M-sequence Correlation" Proc.SYSID'97 whichi will be held in Kitakyushu. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] H.Kashiwagi: "Identification and Control of Nonlinear Processes" Proc.ASCC'97 which will be held in Seoul,Korea. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 柏木 濶: "M系列とその応用" 昭晃堂, 202 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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