研究課題/領域番号 |
08650524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
川上 洵 秋田大学, 鉱山学部, 教授 (90006693)
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研究分担者 |
加賀谷 誠 秋田大学, 鉱山学部, 助教授 (00091794)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 外ケーブル / 内・外ケーブル量の比率 / ひび割れ耐力 / 終局耐力 / 時間依存性応力解析 / 複合PCトラス橋 |
研究概要 |
1)外ケーブルを用いた複合PCトラス橋の供試体を作製し、載荷(曲げ)実験を行い、ひび割れ耐力、終局耐力及び破壊モードを確認した(消耗品及び実験補助のための謝金)。2)上記1)における実験の弾性挙動から破壊に至るまでを有限要素法を用いてシュミレーションを行い、構造解析モデルの妥当性を確認した(構造解析の電算プログラム入出力に謝金)。実験及び解析結果から外ケーブルに導入するプレストレス力は、外力として換算し作用させれば評価できること、終局強度の道路橋仕方書の方法を用いることができることを結果として得た。その後、この構造解析プログラムを用いれば所期の目的であるケーブルの内・外最適比率を検討できるので、パラメトリック解析を行っている。パラメータは、コンクリートの強度、鋼材量、鋼材の力学的性質、鋼材の初期引張力である。3)上記2)のパラメトリック解析のうちで、外ケーブルを用いた複合PCトラス橋における内ケーブル及び外ケーブルに使用する鋼材の合計を一定とし、内・外ケーブル量の比率をパラメータとした場合、ひび割れ耐力及び終局耐力へ与える影響を解析適に明らかにした。4)上記1)の載荷実験に用いた供試体と同じものを作製し、プレストレス及び自重によるクリープの変位・ひずみ変化に及ぼす長期変形挙動を測定した(消耗品及び実験補助のための謝金)。5)複合PCトラス構造に関する時間依存性応力解析を行う有限要素法電算プログラムを開発した(パソコン)。6)上記4)における実験結果を考察するとともに、上記5)のシュミレーションによる結果との比較を行い、鋼蔵解析モデル及び解析法の妥当性をも確認した。7)ケーブルの内・外最適比率を構造物の長期変形に関する観点から検討するために、上記の時間依存性応力解析プログラムを用いてパラメトリック解析を行った。なお、内ケーブル及び外ケーブルに使用する鋼材の合計を一定とし、内・外ケーブル量の比率をパラメータとした。8)平成8・9年度の成果を総括し、報告書を作成した。
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