研究課題/領域番号 |
08650552
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
太田 俊昭 九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70037753)
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研究分担者 |
黒田 一郎 九州大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10253478)
日野 伸一 九州大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00136532)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 耐震性能 / 施工の簡略化 / 高橋脚 / 多柱式合成橋脚 / コンクリート充填鋼管柱 / 合成柱 / コンクリート充填鋼管 / 継手 / 極限解析 / 耐震性 / 拘束効果 |
研究概要 |
現場施工の簡略化が可能となり、耐震性に優れた新しい合成構造高橋脚の開発を目的として本研究は進められた。科学研究費の交付を受けた期間(平成8年度〜10年度)内においては、試設計を含む動的・静的解析(動的応答解析等)および模型供試体の載荷実験を行ない、耐震設計上の知見を得、提案した高橋脚構造の設計に資する知見を取りまとめた。本研究により得られた成果を以下にまとめる。 (1) 動的応答解析を含む、各種の動的・静的解析の結果より、コンクリート充填鋼管柱(以下、CFT柱)を用いた多柱式合成橋脚が、本研究の目的とする施工性、耐震性の両面において優れた構造形式であることがわかった。 (2) 上記のCFT柱を用いた多柱式合成橋脚は、各主柱材間を連結する補剛支材の配置を適切に行なうことによって、優れた耐荷性能を発揮するだけでなく、靱性などの変形性能に関しても極めて良好となる設計が可能である。 (3) また、(2)の主柱材と補剛支材との連結部の設計に際しては従来の設計指針の適用により充分安全側の設計が可能である。 (4) 鋼管による拘束効果を考慮し、CFT柱の曲げ変形特性を正確に評価できる、コンクリートおよび鋼材の応力-ひずみ関係モデルを提案した。これにより、本橋脚構造で主柱材として用いるCFT柱の軸力状態を考慮した曲げ変形特性を正確に算定することが可能となった。
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