研究課題/領域番号 |
08650604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
宇民 正 和歌山大学, システム工学部, 教授 (00027244)
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研究分担者 |
上野 鉄男 京都大学, 防災研究所, 助手 (70027267)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 衛星画像 / 画像解析 / 網状河道 / 蛇行河道 / 河道変遷 / 河道変動 / 網状流路 / 下流遷移 |
研究概要 |
1. 衛星画像を用いた河道変動の可視化の研究 同一河川の河道の経年変化を調べる上で、河道変化の模様を可視化すれば、それを視覚的に判断できるので現象把握を容易かつ正確化することができる。そのためには複数の衛星画像の位置を一致させて重ね合わせる作業が必要である。その目的のために、各画像の不同点を数個見いだしてその周辺の画像の濃度分布に相関法を適用し、画像間の相対的な移動量と回転角度ならびに拡大率を求め、各画像を一致させる方法を適用し、良好な結果を得た。 2. 大規模河道の河道変動特性に関する研究 上記の方法により、バングラデッシュ国のブラマプトラ川とメグナ川について各年度、各時点における画像を重ね合わせ、河道の相対的な変動の実体を経時的に把握し、検討した。その結果、各河川はいくつかの河道に分かれており、それらが蛇行しながら全体として下流に移動しているが、さらに大局的に見ると、河川域には網状流路領域と蛇行流路領域とがあり、ともに下流に移動していること、このような領域の移動は大規模氾濫時にとくに顕著であること、さらに、網状流路領域の移動速度の方が蛇行流路領域のそれより早いこと、このような特性はブラマプトラ川でとくに著しいこと等が明らかにされた。
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