• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

樹林帯における固液混相流の抵抗則と土砂堆積に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08650612
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水工水理学
研究機関九州大学

研究代表者

橋本 晴行  九州大学, 工学部, 助教授 (70117216)

研究分担者 平野 宗夫  九州大学, 工学部, 教授 (50037850)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード樹林帯 / 固液混相流 / 抵抗則 / 抗力係数 / 土砂流 / 掃流状集合流動 / 土石流
研究概要

樹林帯は、災害時には土石流、土砂流などの土砂災害対策として、平常時にはゆとりと潤いを与えるソフトなインフラとして注目されている。しかしながら、樹林帯における土石流、土砂流などの国液混相流の抵抗則や土砂堆積の定量的な評価については全く未解明であり、その評価法の確立が急務である。
本研究の目的は、まず、樹林帯の抗力係数や土砂堆積の状況を実験的に調べるとともに、一次元の運動方程式および連続式を基に土砂堆積の数値計算法を確立し、樹林帯のスケールに関する知見を得ることである。得られた結果は以下のとおりである。
(1)樹林帯の抗力係数は清水流よりも混相流の場合の方が大きく、土砂濃度や樹林帯密度が増加するにつれ増加する傾向がある。
(2)樹林帯内の堆砂は時間の経過とともに下流側から上流側へと進行し、堆砂の発生域は樹林帯密度が大きくなるにつれ下流側から上流側へと移動することが分かった。
(3)樹林帯内における運動方程式と連続式をMacCormack法を用いて差分化し、掃流砂による1次元河床変動計算を行った。また、抗力係数および樹林帯密度を変化させて堆砂形状への効果を調べた。堆砂形状の計算は必ずしも実験結果を良好に説明するものではないが、樹林帯の特性を良く表している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 平野宗夫・橋本晴行他2名: "樹林帯に作用する土砂・水混相流の流体力と土砂堆積" 水工学論文集. 41巻(掲載予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 橋本晴行・平野宗夫他2名: "樹林帯における固・液混相流の特性" 第1回環境流体シンポジウム講演論文集. 391-392 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi