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車いすの混合を考慮した歩道サービスレベルと幅員決定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08650634
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関近畿大学

研究代表者

三星 昭宏  近畿大学, 理工学部, 教授 (40088414)

研究分担者 北川 博巳  近畿大学, 理工学部, 助手 (10257967)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード高齢化社会 / 福祉のまちづくり / 歩行者交通 / 高齢者・障害者交通 / 交通弱者対策
研究概要

近年「福祉のまちづくり」に見られるようにこれまで移動制約者層とされてきた高齢者・障害者に配慮したまちづくりの概念が各地で見られるようになった.これまで外出の制限されていた高齢者・障害者はこれらの対策と生活様式の変化とともに,よりハイモビリティになるものと思われる.車椅子利用者も今後はこの方向に向かっており,活力あるまちづくりを構築してゆく必要がある.本研究は,車いす利用者の立場からみた歩道整備について考えることを目的とした.まず,実際車椅子利用者はどのような意識を持って歩道上を通行するのかについて把握するために,車椅子利用者を対象とした意識調査を実施した.つぎに,車椅子が歩道に混入することによって,歩行者の速度にどの程度の影響があるのかについて分析を行った.これより,車いす利用者からみた歩道整備のあり方について考察することができた.得られた知見として,
1.アンケート調査から,「歩道」,「交通機関」,「ターミナル」の3つは車いす利用者の外出を低下させる要因として考えられる.とくに,歩道に関しての問題点として,「歩道幅員の狭さ」,「路面の凹凸」,「路面の傾斜」,「路上の障害物」,「溝ぶた」といったものが挙げられた.
2.実際の歩道に車椅子を走行させたときの実態調査より,歩道を車椅子が通行することにより,歩行者の速度は約4.5%低下することがわかった.また,歩行者速度-密度からのアプローチにおいて,本研究の分析では正の相関が認められた.また,歩行者が車いすを追い越す場合の回避幅について分析したところ,歩行者が歩行者を追い越す場合よりも前方で回避を開始しており,歩道幅員拡幅の必要性を考察することができた.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 管,三星,北川 他: "車椅子の混入を考慮した歩道の最小幅員に関する研究" 土木計画学研究・講演集. 19(2). 469-472 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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