研究課題/領域番号 |
08650656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
市木 敦之 (1997) 立命館大学, 理工学部, 助手 (90268152)
山田 淳 (1996) 立命館大学, 理工学部, 教授 (80066696)
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研究分担者 |
天野 耕二 立命館大学, 理工学部, 助教授 (80167957)
藤井 滋穂 立命館大学, 理工学部, 助教授 (10135535)
合田 健 立命館大学, 総合理工学研究機構, 客員教授 (70101037)
山田 淳 立命館大学, 理工学部, 教授 (80066696)
市木 敦之 立命館大学, 理工学部, 助手 (90268152)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 異常渇水 / ダム管理 / 渇水評価 / 節水 / シミュレーション |
研究概要 |
本研究は、平成6年(1994年)の異常渇水時データを用いて、利水施設の運用状況を調査、評価し、今後の利水施設の計画、管理のあり方を提言することを目的として実施された。その結果、次のような成果を得た。その大部分はすでに公表しており、研究としての当初の目的は達成できたものと考えている。 1. 渇水影響調査 高松市、松山市、福岡市ならびに用水供給団体を訪問し、異常渇水時(前後を含む)のデータ(内部データを含む)を取得した。これらは、水資源・水源、利水施設(主として上水道)、利用者の3セクターにわたり、異常渇水時の状況をほぼ再現できる十分なものであった。これらのデータは、すべてデータベース化しその後の分析に用いた。 2. 渇水影響の定量化 水源の運用、給水制限、給水量のデータから、渇水影響の定量化として、利水安全度の評価を行った。この結果、1978年を上まわる異常渇水であったにもかかわらず、安全度は高まったことが分かった。また、渇水被害を水利用意識との関係で再評価し、見かけの渇水被害は大きくても、実際の渇水被害はかなり小さかったことを示した。 3. 渇水対策調査 ロードサーベイを使った使用目的別、時刻別の原単位水量測定を行い、従来の方法では得られなかった実態をとらえるとともに、渇水時の対応策の検討を行い、節水が一定可能であることを示した。 4. 利水施設の計画・管理システムへの提言 水需給管理の基本的な考え方について示すとともに、渇水対策の代替案シミュレーションを行なった。これらの結果から、従来の需要予測を修正する必要を感じ、予測値を試算した。さらに、震災時の対策との共通点もあることから、水系環境とライフスタイルという広い視点からまとめた。
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