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コンクリート充填角形鋼管の特性を生かした柱・梁接合分形式を用いた骨組の耐力

研究課題

研究課題/領域番号 08650677
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築構造・材料
研究機関神戸大学 (1997)
鹿児島大学 (1996)

研究代表者

三谷 勲  神戸大学, 工学部, 教授 (70037935)

研究分担者 大谷 恭弘  神戸大学, 工学部, 助教授 (40194196)
有馬 冬樹  鹿児島大学, 工学部, 助手 (60232071)
内田 保博  鹿児島大学, 工学部, 助教授 (80168707)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードCFT柱 / ダイアフラム / 合成梁 / 終局耐力 / スラブ協力幅 / 立体架構 / 接合部 / 部分架構 / 鉛直荷重 / 水平力
研究概要

実験:
鋼管柱と4本の合成梁(H形鋼とRCスラブ)からなる単位立体架構について実験を行った.試験体の梁材軸は鋼管断面の対角線方向に一致させ,柱・梁接合にはダイアフラムを設けていない.鋼管は□-150x150x4.5,H形鋼はH-175x75x3.5x4.5で,スラブは1.8mx1.8mでD6の鉄筋が100mmピッチ(縦横)で配筋されている.実験変数は,鋼管柱:コンクリート充填の有無.加力方法:鉛直荷重時相当と地震時荷重時相当である.
いずれの試験体もはり降伏が達成された.従って本試験体のように梁を柱に取り付ければダイアフラムを設けなくとも,梁降伏を保証する柱・梁接合部の設計が可能であることが確認された.
実験結果及び解析結果に基づいて,弾性剛性と最大耐力についてRCスラブの協力幅の検討を行った.
1. 最大耐力に関して:
鉛直荷重時相当の荷重を受ける試験体では,コンクリート充填の有無に関わらずスラブ筋が全て降伏しており,耐力に関する全幅は試験体全幅と判断された.しかし実験最大耐力に等しくなるスラブ協力鉄筋本数を求めると,柱が中空鋼管の場合はスラブ幅の約半分,柱にコンクリートが充填されている場合はスラブ全幅となる結果が得られた.
鉛直荷重相当の荷重を受ける場合(以下Vシリーズと略記)と地震時荷重相当の荷重を受ける場合(以下Hシリーズと略記)とを比較すると,Hシリーズの場合協力幅は極めて小さかった.Hシリーズの場合梁にねじりモーメントが作用するが,梁がH形鋼であるためねじれ抵抗が小さく合成梁端の固定度が低いことに起因する.
2. 初期剛性に関して:
スラブが曲げ圧縮側となる場合は,スラブが曲げ引張側となる場合より,スラブの協力が大きい.またHシリーズ試験体では初期剛性に関してはスラブ全幅有効としたときの計算値が実験値と合うが,変形の増大と共に有効幅が急激に減少する.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 倉橋孝裕: "コンクリート充填鋼管の特性を生かした柱・梁接合形式を用いた骨組の耐力(その1 長期応力作用時の挙動)" 日本建築学会九州支部研究報告. 36. 569-572 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KURAHASI,takahiro: "Strength of a Frame using New Type of Beam-to-Column Connection for CFT (No.1 behavior of a frame under gravity load)" Report of Kyushu-branch of architectural institute of japan. Vol.36. 569-572 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 倉橋孝裕: "コンクリート充填鋼管の特性を生かした柱・梁接合形式を用いた骨組の耐力(その1 長期応力作用時の挙動)" 日本建築学会九州支部研究報告. 36. 569-572 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 倉橋孝裕: "コンクリート充填角形鋼管の特性を生かした柱・梁接合部形式を用いた骨組の耐力(その1)" 日本建築学会九州支部研究報告構造系. 36. (印刷中) (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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