研究課題/領域番号 |
08650683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
清水 昭之 東京理科大学, 工学部・第二部建築学科, 講師 (50084356)
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研究分担者 |
梅津 裕二 東京理科大学, 工学部・第一部建築学科, 助手 (60120169)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 混合骨材 / 混合粗骨材 / 混合細骨材 / 混合比 / 中軽量 / フェロニッケルスラグ / 銅スラグ |
研究概要 |
普通細骨材(川砂)の一部にフェロニッケルスラグおよび銅スラグ骨材を置き換えた混合骨材を使用した場合のコンクリートの諸性状を実験により検討し、主に以下の結果を得た。(普通及び軽量コンクリート、水セメント比35%、55%、細骨材混合比各5種類) 1.普通細骨材のみの調合に対する混合細骨材の調合のブリーディング量は、軽量コンクリートではすべて0.5cm^3/cm^3以下で、混合比による大きな差異はみられないが、水セメント比55%の普通コンクリートの、フェロニッケルスラグと銅スラグの混合骨材およびフェロニッケルスラグ単独骨材の調合では、0.5cm^3/cm^3以上の大きな値を示す。 2.銅スラグの置換率が大きい場合、ワーカビリティーの低下が著しい。 3.普通細骨材のみの調合に対する混合細骨材の調合の圧縮強度、引張強度およびヤング係数は、普通、軽量コンクリートともに増大するが、フェロニッケルスラグを単独で使用した場合の強度は低下する。 4.混合細骨材の調合コンクリートの乾燥収縮は、普通コンクリート(乾燥材齢8週まで)、軽量コンクリート(乾燥材齢6週まで)ともに、普通細骨材のみの調合のコンクリートよりも小さな値を示すが、スラグ置換率およびスラグ種の違いによる影響は明確ではない。 5.本実験範囲の水セメント比35%の高強度領域にいては、普通細骨材(川砂)と、フェロニッケルスラグおよび銅のスラグ細骨材との混合使用は、実用上可能である。
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