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分子軌道法を援用した不飽和炭化水素分離のための金属複合シリカエアロゲルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08650908
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 反応・分離工学
研究機関京都大学

研究代表者

田門 肇  京都大学, 工学研究科, 助教授 (30111933)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード分子軌道法 / 不飽和炭化水素分離 / シリカ-チタニアエアロゲル / シリカ-アルミナエアロゲル / ゾル-ゲル重合 / 超臨界乾燥 / 細孔構造
研究概要

吸着相互作用の分子論的検討は高選択性吸着剤の選定・開発において有用である.本研究では飽和-不飽和炭化水素分離のための吸着剤開発を目的とし,種々の金属含有シリカゲルにおけるエチレンとエタンの吸着構造と相互作用エネルギーを分子軌道計算(プログラム:Gaussian92,基底関数:LANL1DZ,構造の最適化:HFレベル,相互作用エネルギー計算:MP2レベル)により決定した.その結果,Ti,Alを複合したシリカゲルにおいては表面に酸点が生じる場合,エチレン選択性が現れた.以上の理論的検討に基づいて,ゾル-ゲル法によってチタン,アルミニウムを複合したシリカゲルを作製した.金属アルコキシドとシリコンメトキシドの加水分解速度が大きく異なるので,二段階加水分解法を採用して湿潤ゲルを合成し,炭酸ガスを用いて湿潤ゲルを超臨界乾燥することによってシリカ-チタニアエアロゲル,シリカ-アルミナエアロゲルを作製した.作製したエアロゲルの細孔特性を窒素吸着法によって評価したところ,金属複合エアロゲルはマイクロ孔をもたないメソポーラスゲルであった.エアロブルの細孔径,比表面積,細孔容積が金属含有量によって顕著に変化することから,細孔制御の可能性を指摘した.調製したエアロゲルにおけるエチレン,エタン,プロピレン,プロパンの吸着実験の結果,シリカ-チタニアエアロゲルにおいてはエチレンやプロピレンの吸着選択性が得られなかったが,シリカ-アルミナエアロゲルにおいては選択性が発現し,不飽和炭化水素分離のための吸着剤としての可能性が得られた.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hajime Tamon,Tsuneyuki Sone,Masafumi Mikami and Morio Okazaki: "Preairation and Characterization of Silica-Titania and Silica-Alumina Aerogels" Journal of Colloid and Interface Science. 188(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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