• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

屈曲性高分子の動的構造因子

研究課題

研究課題/領域番号 08651075
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 高分子構造物性(含繊維)
研究機関京都大学

研究代表者

吉崎 武尚  京都大学, 工学研究科, 教授 (90230705)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード動的光散乱 / 動的構造因子 / 1次キュムラント / 並進拡散係数 / らせんみみず高分子鎖モデル / アタクチックポリスチレン
研究概要

高分子希薄溶液に関する動的光散乱実験から動的構造因子の1次キュムラントΩを正確に決定するための予備的実験と平行して,らせんみみず(HW)高分子鎖モデルに基づいてΩに関する理論的研究を行った.得られた成果は以下の通りである。
1.バネ-ビーズモデルに基づく従来の理論予測では,散乱ベクトルの大きさkの関数であるΩは高分子-溶媒の組合せによらない普遍関数であるとされてきた.しかし,実在高分子鎖の局所形態および(静的)固さを反映しうるHWモデルを用いた本研究の結果,分子量数百万の典型的高分子量領域においても,局所形態・固さの違いによりΩは普遍関数とはならないことが明らかになった.
2.k→0の極限でΩ/k^2は孤立高分子の並進拡散係数Dに等しい.よく知られているように,Dの理論的評価において用いられている流体力学的相互作用の前平均近似によりDは過大評価され,Ωの解析に際して問題を生じる.今回得られた理論結果に基づき,それを回避する解析法を提案した.
3.動的構造因子S(k,t)の初期減衰速度であるΩが実験的に評価するには,Sの時間tに対する関数フィットを行う.現在提案されている数種類のフィッティング法の優劣を,分子量6.4×10^6のアタクチックポリスチレン試料を用いて検討した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Yoshizaki,et al.: "Dynamics of coarse-grained helical wormlike chains.III.First cumulant of the dynamic structure factor" J.Chem.Phys.106. 2828-2836 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi