研究課題/領域番号 |
08660022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
宮城 俊作 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (60209872)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 景観生態学 / ランドスケープエコロジー / ランドスケープランニング / 景観計画 / 土地利用計画 / 奈良盆地 / ランドスケーププランニング |
研究概要 |
本研究は、ランドスケープ・エコロジー(景観生態学)にかかわる基礎理論の中でも、とくに景観に現れる物理的形態に着目した理論を援用し、土地開発行為がもたらす景観パターンの分類を基礎として、自然生態系と開発行為がもたらす緊張関係を安定的に維持することのできる空間形態モデルを構築することを目的として実施した。具体的には、日本における事例を蒐集整理するプロセスを通じて、1)土地開発がもたらす景観のパターンを、「図」となるパッチとコリダ-、「地」となるマトリックスとネットワークという位相幾何学的概念によって分類し、2)それらの相互関係の経時的な動態を把握し、3)「図」として認識される開発行為と自然生態系の物理的実態を代表する「地」の関係が安定的に維持される形態モデルを抽出している。具体的には、土地開発行為が視覚的な形態として認識される景観のパターンとして現れている事例を奈良盆地において選定し、それらの明治中期から今日に至る変化に関する地理情報とビジュアル情報を蒐集整理した。また、併せてこれらの事例に関する経時的な動態をフォローするための情報蒐集を行い、その変動のありかたを位相幾何学に基づく景観要素(パッチ、コリダ-、マトリックス、ネットワーク等)形態の相互関係の変化として類型化した。なお、これらのプロセスにおける作業の効率化とデータの汎用性を高めるために、コンピュータを援用した画像入力、処理、出力のシステムを使用した。
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