研究課題/領域番号 |
08660102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 研三 名古屋大学, 農学部, 教授 (80164292)
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研究分担者 |
MATSUOKA Ken Nagoya University, School of Agriculture, Assistant Professor (40222294)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 植物細胞 / 蛋白質生産 / 蛋白質集積 / 液胞 / 選択的輸送 / タバコ培養細胞 / 植物液胞 / 細胞内輸送 / スポラミン / NTPP / CTPP / レセプター / NSF |
研究概要 |
植物の液胞は多くの栄養組織細胞では、細胞容積の大部分を占めるほど発達して種々の化合物を分解してリサイクルするための機能を備える。しかし、栄養貯蔵組織の細胞では液胞は多量に合成される貯蔵タンパク質の集積部位ともなる。有用タンパク質の植物での大量集積をはかる上で、タンパク質の貯蔵組織細胞の液胞への選択的輸送機構の解明は必須である。 我々は、サツマイモ塊根の液胞貯蔵タンパク質であるスポラミンをモデルタンパク質として、そのcDNAのタバコ培養細胞での発現系を用いて液胞への選別輸送機構の解析を進め、スポラミン前駆体のN末端プロペプチド(NTPP)中の、NPIR配列が液胞輸送シグナルであり、NPIRシグナルを介したタンパク質の液胞輸送は、他のタンパク質前駆体のC末端プロペプチド(CTPP)中にある疎水性アミノ酸に富んだ輸送シグナルを介した輸送とはメカニズムを異にすることなどを世界に先駆けて明らかにしてきた。本研究では、こうした背景とこれまでの実績をもとに、スポラミンの液胞への選別輸送機構の解析を更に進めて下記の成果を得た。(1)スポラミン前駆体のNTPP中の液胞へのNPIR輸送シグナルは、分子のC末端にあっても液胞輸送シグナルとして機能する。(2)タンパク質の植物液胞への輸送には、恐らくポストゴルジコンパートメントに存在するV-typeH^+-ATPase様の活性が必須である。(3)タバコから小胞輸送系における小胞融合に必須の役割を担うN-sensitive fusion protein(NSF)のホモログのcDNAを植物から始めて単離した。
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