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生物活性を有する光学活性テルペン類の合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 08660130
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物生産化学・応用有機化学
研究機関東京大学

研究代表者

渡邊 秀典  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00202416)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードSorokinianin / Azadirachtin / Phytotoxin / Insect Antifeedant / Enantioselective Synthesis / Terpene Synthesis
研究概要

大麦の発芽抑制物質であるソロキニアニンについては、d-カルボンより出発し、合成することに成功した。全17工程、4%の収率であった。また、本合成品の比旋光度は、符号を含めて天然物と良い一致を示したことで、天然物の絶対立体配置が、IR,4R,5S,6R,8S,13S,2′Rであることが明らかとなった。
また、昆虫の成長及び摂食阻害物質であるアザジラクチンに関しては、高度に官能基化されたデカリン部分の構築の検討を行なった。その結果、分子内ディールス・アルダー反応と分子内ラジカル環化反応を用いることで最も合成が困難とされるB環部分の全置換基を望む立体化学で供えたデカリン骨格の構築に成功した。特にアザジラクチンの右側テトラシクロフラン部分に相当する大きな置換基を有した骨格の形成は世界で初めての例であり、本成果が、アザジラクチン全合成に向けての大きな進歩であるといえる。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hidenori Watanabe,Takeru Watanabe and Kenji Mori: "Enantioselective Synthesis of the Tricyclic Furan Moiety of Azadirachtin,a Potent Insect Antifeedant" Tetrahedron. 52・44. 13939-13950 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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