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ホウ素化合物を内蔵したマイクロカプセルの注入による木材保存処理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08660214
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 林産学
研究機関秋田県立農業短期大学

研究代表者

山内 繁  秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 助教授 (30279509)

研究分担者 小林 好紀  秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 教授 (00279506)
土居 修一  秋田県立農業短期大学, 木材高度加工研究所, 教授 (20279508)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード木材 / ホウ酸 / ホウ砂 / 防腐 / 防蟻 / PVA / マイクロカプセル / ホウ素 / ポバ-ル / 保存
研究概要

環境への負荷が問題とされている、CCAなどに代わる木材保存製剤が求められている。この際、製剤に求められる性能は防腐・防蟻効力のみならず、我国のような恒温多湿条件下での保存性能の長期的な維持である。
申請者らは、環境への負荷がきわめて少ない代替製剤としてホウ素化合物に着目し、これまでに、ホウ酸およびホウ砂などの防腐・防火性能の閾値を明らかにした。しかしながら、いずれの薬品も木材中に注入後、耐候操作にたえられず速やかに溶脱するので、室内での防虫処理への適用しか可能性がない。
そこで、本研究では、これらホウ素化合物の木材中への固定化を目的とし、アルギン酸、シリカゲルあるいはPVAなどに担持させるの方法など、溶脱防止法の検討を各種の条件で行った。この検討の際、いわゆる化学加工的な複雑な処理プロセスを適用しないことを前提とした。これは、木材保存処理では、低コストと注入缶のみを使う単純な処理系が求められるからである。
検討の結果、ある種のPVAを用いることによって二注入処理を行えば、溶脱の完全防止はできないものの、ホウ素化合物の溶脱速度がきわめて遅くなることが明らかになった。現在、防腐効力試験を続行中であるが、菌糸成長の様子から判断すると防腐性が維持されていると思われる。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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