研究課題/領域番号 |
08660279
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
庄司 俊作 同志社大学, 人文科学研究所, 教授 (70130309)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 戦後日本社会 / 日本型家族農業経営 / 農村女性 / 就業構造 / 世代差 / 意識と行動 / 産直と有機農業 / 農地改革 / 世代 / 家族農業経営 / 自立 / 地域比較 / 報酬 / 法人経営 |
研究概要 |
『農村女性の意識と行動』は、美山町農協の協力を得て町内約500名の農家女性を対象に実施したアンケート調査の結果を取りまとめたものである。女性の仕事や農業との関わり、家族と家庭生活、買い物環境・行動、地域社会との関わり、種々の協同活動への参加等その意識と行動を多様な角度から明らかにした。また、「美山町の新たな女性たち」では、美山町の40歳以下の農家女性に特にスポットを当て、労働・行動・意識を50歳以上の女性と対比して解明するとともにその違いをもたらした歴史的・経済的条件を考察した。また、「美山町の現状と課題」では、農村女性の視点から今日の町村行政の問題点と課題を分析した。 「京都生協と久美浜町農協との協同」では、京都府久美浜町を事例に産直15年の歴史的展開過程を検討し、産直と農村女性との関わりを明らかにした。また、学会活動の一環ではあるが、日本村落研交学会の「年報」編集委員長として、『自然の再生 21世紀への視点』と『有機農業運動の展開と地域形成』の2冊を編集刊行し、環境問題や有機農業運動と家族農業経営との関係について問題を提起した。 「農地改革と小作地引き上げ」では、農地改革期における地主層の小作農民からの小作地引き上げの問題を検討して、この問題をめぐる家族農業経営の行動原理と村落の論理を明らかにした。また、「日本農地改革研究の問題点と課題」は研究サーベイ論文であるが、論点の一つとして家族農業経営と農地改革の関係について考察している。 その他2年間の研究期間において、山形県庄内地方のある農協女性部部員のアンケート調査のほか、数例の実態調査によって約40名の農村女性から実地にヒアリングを行うことができた。また、文献・資料・統計等を体系的に収集することができた。
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