研究課題/領域番号 |
08660376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
小俣 吉孝 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (10132987)
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研究分担者 |
斎藤 篤志 (齋藤 篤志 / 斉藤 篤志) 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (10002263)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | トキソプラズマ / ネコ / 腸管粘膜組織 / Interleukin 12 / IgA / 感染防御 / 有性生殖期 / lgA |
研究概要 |
1)トキソプラズマ感染ネコの各種臓器におけるInterleukin12(IL-12)の検出と同定 実験感染ネコより採取した脾臓からRNAを分離し、既に報告されているヒトならびにマウスのIL-12の35KDおよび40KD分子より作成したプライマーを用いてPolymerase Chain Reaction反応を行い、増幅して得られたプローブのDNA塩基配列とノーザンブロットによりIL-12の相同性を確認した。また、実験感染ネコの脾臓、腸間膜リンパ節において、再感染後一過性にIL-12の40KDが発現することを観察した(第122回日本獣医学会発表、投稿中)。 2)腸管組織における分泌型IgAの検出ならびに感染防御効果の検討 実験感染ネコの糞便ならびに腸管洗浄液を経時的に採取し、抗トキソプラズマIgA抗体の存在をイムノブロット法により検出した。その感染防御能を検討すべく、実験感染ネコの腸管洗浄液をネコ線維芽細胞の培養液中に添加したところ、トキソプラズマ虫体に対する細胞内侵入阻止効果が観察された。以上の事から、トキソプラズマ感染ネコの腸管組織に分泌型IgAが存在し、感染防御に関与する可能性が示唆された(Vet.Parasitol.)。 3)有性生殖期虫体の特異抗原性に関する研究 有性生殖期発現機構に関する研究に着手すべく、パーコールを用いた密度勾配遠心法による感染ネコ腸管粘膜上皮組織から有性生殖期虫体の分離採取方法を開発した(Parasitol.Res.)。同方法により得られた虫体を用いてマウスならびにネコを免疫し、有性生殖期虫体特異抗原の存在を検出した。また、マウスとネコでは特異抗原に対する反応性が異なる事を観察した(第122回日本獣医学会発表、投稿中)。現在、有性生殖期虫体のcDNAライブラリーを作成し、特異抗原をコードしている塩基配列を検索中である。
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