研究課題/領域番号 |
08660402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
多和田 真吉 琉球大学, 農学部, 助教授 (20155279)
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研究分担者 |
TERUYA Junzirou (graduate student)
SHINYASHIKI Hiroto (graduate student)
URASAKI Naoya (graduate student)
YOSHIDA Miyako (graduate student)
SHINZATO Akiko (under-graduate student)
TAMASHIRO Noriko (under-graduate student)
TOOYA Ryouichi (under-graduate student)
KUGAI Masae (under-graduate student)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Leucaena leucocephala de Wit / Mimosine / Mimosine Degradation enzyme / Mimosine Degradation Enzyme / ギンネム / ミモシン / ミモシン分解酵素 / ミモシン分解菌 / ミモシン分解酵素阻害剤 / 新規タンパク質資源 / 家畜飼料化 / バイオマス産業 |
研究概要 |
1.キンネムの無毒化 未利用資源ギムネムは繁殖力が強く、蛋白質含有量が高く、単位面積当たりのバイオマス生産高は植物界最大である。植物性蛋白資源に恵まれない熱帯地域に莫大な分布量を誇り、これの有効利用法としては家畜飼料、食糧、パルプ原料、燃料など未會有の可能性を秘めているが毒性アミノ酸ミモシンを含むため利用されてなかった。 ギンネム茎葉部を海水あるいは0.05N酢酸ナトリウムに浸漬すると95%以上のミモシンを溶脱させることができ、また、ミモシンはイオン交換樹脂、限外ろ過法により97%以上の純度で簡単に廃液中から精製する方法を確率した。無毒化ギンネム中の蛋白、脂肪、炭水化物などの栄養分には変化がなく、ただミモシンのみが除かれることよりギンネムの総合的有効利用法が可能となった。 2.ミモシン分解酵素の精製法 ギンネム茎葉中および種子中から雨水による溶脱を受けたミモシンのギンネム群落土壌中への過剰な蓄積は植物生態系を破壊するので、土壌中にはモミシン資化性菌の存在が推測された。よってギンネム群落内の土壌中のミモシン資化性菌のスクリーニングを行った結果、唯一ミモシンを完全に資化する菌D6-27を選出することが出来た。この菌にはミモシン分解酵素の存在性が確認され、菌体外ではなく菌体内酵素であることが認められた。ミモシンの添加がない場合、本酵素活性の誘導は認められず、誘導型酵素であることが明らかとなった。
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