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イネファイトアレキシン産生に関与するシグナル伝達ネットワークの解明

研究課題

研究課題/領域番号 08660406
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関茨城大学

研究代表者

児玉 治  茨城大学, 農学部, 教授 (00007791)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードファイトアレキシン / イネ / エリシター / ジャスモン酸
研究概要

ジャスモン酸はイネファイトアレキシンの生成を強く誘導する一方、イネに対して強い黄化作用も示すことからジャスモン酸代謝関連化合物にエリシター活性のみを示す物質を想定し、各種アミノ酸結合型ジャスモン酸を合成しエリシター活性を測定した。その結果、フェニルアラニン結合型ジャスモン酸に黄化作用は微弱であるが、ジャスモン酸それ自身より強いエリシター活性を認め、さらにイネのファイトアレキシン生合成に関与するシトクロムP-450およびナリンゲニン7-0-メチルトランスファラーゼ活性も強く誘導した。以上の結果より、アミノ酸結合型ジャスモン酸がイネファイトアレキシンのシグナル物質として作用している可能性が示唆された。
ジャスモン酸はファイトアレキシンなどの低分子の二次代謝産物を生成・誘導することが知られているが、イネ葉にジャスモン酸処理をするファイトアレキシンばかりでなく、低分子の抗菌活性を示すタンパク質および熱ショックタンパクも誘導することが明らかになった。したがって、ジャスモン酸およびジャスモン酸代謝化合物はイネの病害抵抗性機構に深く関与していることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shigeru Tamogami et al.: "Phytoalexin production byamino acid conjugates of jasmonic acid through induetion-7-O-methrltransferase" FEBS Letters. 401. 239-242 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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