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イネの耐冷性遺伝子(カフェイン感受性Ca2_+チャンネル)の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 08660412
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関秋田県立農業短期大学

研究代表者

北川 良親  秋田県立農業短期大学, 付属生物工学研究所, 教授 (10006752)

研究分担者 李 世訪  秋田県立農業短期大学, 博士研究員
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードイネ / 耐冷性 / カルシウム / 脱水 / カフェイン
研究概要

植物のCa2_+チャンネル遺伝子を分離する目的で、PCRプライマーをデザインし、PCRでDNA断片の増幅を行った。プライマーは主として動物のリアノジン感受性Ca2_+チャンネル遺伝子およびL-型Ca2_+チヤンネル遺伝子の保存性の高い域を参考にして多数作成した。PCRのテンプレートはイネ根の全RNAを用いた。その結果、多数のDNA断片の増幅ができたが、Ca2_+チャンネル特有の塩基配列を持つものは得られなかった。現時点でも未だ植物のCa2_+チャンネル遺伝子の報告はないので、この方法でさらに継続して研究する予定である。
この研究と平行して、Ca2_+シグナルが耐冷性を発現させるメカニズムを耐冷性イネの場合について確証する実験を行った。その結果、耐冷性イネでも低温シグナルをCa2_+シグナルに変換することが耐冷性発現に必要なことが明らかになり、さらに、そのシグナルはカフェイン感受性であることも判明した。この結果は国際学会で発表した。また、Ca2_+のシグナルを受けて発現する遺伝子として、脱水で誘導される遺伝子2ヶについて遺伝子の構造と発現様式を解明した(低温感受性イネでは脱水処理によってCa2_+シグナルの発生が起こる。)。この内、wsi18遺伝子はCa2_+シグナルを受けて発現しないが、水チャンネル遺伝子は発現することが解った。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kitagawa,Y. et. al.: "Chilling to lerance of rice is controlled by the Ca2_+ signaling via L-type-and caffeine-sensitive Ca2_+ channels" Proc. Fifth Inter. Sympo. Rice Mol. Biol.311-320 (1996)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Joshee,N. et. al.: "Isolation and characterization of a water stress-specific genomic gene, pwsi18, from rice" Plant Cell Physiol.39(1). 64-72 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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